2001年7月16日(月) 遍路20日目
道後温泉へ
曇、晴
 
 朝早く起きる。朝食はポテトチップ。食わないと歩けなくなるので食べる。国民宿舎から出たのは5時15分。誰もいないだろうと思ったら、ひげのおじいさんがロビーにいてびっくり。
山の風景
 山に面白い形で雲がかかっているので写真を撮る。空気が澄んでいて清々しい。空気が凛とした中をとぼとぼと歩く。

 三坂峠[みさかとうげ?]で山道に入る。数歩で左足首を捻る。疲れているのかもしれない。ちょっと登って、後はだらだらと下りが続く。こういった所は足への負担が大きい。

 網掛石大師堂[あみかけいしたいしどう]で休憩。お堂には幾つもの遍路の写真が飾られている。どの写真にも大量の歩き?遍路が映っている。歩きでなければ飾ってもらえないのだろう、不条理なものだ。道の向かいにでかい石が転がっている。名前の由来になった通り、石に網目の模様がある。大師様が動かしたと看板に説明書きがあるが鉄人28号でないと無理なくらいでかい石だ。迷信だろう。

 第46番札所浄瑠璃寺[じょうるりじ]。納経所でオレンジジュースとドーナッツをお接待。甘いものと冷たいものはとてつもなくうれしい。

 第47番札所八坂寺[やさかじ]。ここでもお接待で缶のサイダーをお接待。しばらくして飲もうと思ったが5分後には空き缶になっていた。

 第48番札所西林寺[さいりんじ]。第49番札所浄土寺[じょうどじ]。街中にあるお寺は贅沢な作りが多い。

 第50番札所繁多寺[はんたじ]。ちょっとした高台にあって眺めが良い。近所の親子が遊びに来ていてのどかな雰囲気だ。でも犬がふらふらしているのが気に入らない。人に興味を示していないのが救い。

 第51番石手寺[いしてじ]。街中で賑やかだ。門前の小さな店が更に盛り上げている。中に入ると制服姿の女性が8人くらいいた。どうしてもそちらを見てしまう。推測するにバスガイドの研修なのだろう。ここにはマントラ洞窟がありひんやり涼しい。中は暗いので物にぶつかる。外に出るとバスガイドはいなくなっていた。なんだかひどくがっかりした。

 お寺のすぐ隣、太介うどんに入って夕食を食べる。お宿作戦決行。道後友輪荘[どうごゆうりんそう]が安いと聞く。またしても電話してもらう。期待していなかったとは嘘だが、そこまでしてもらうと気が引ける。ここは、松山市が運営しているとのこと。御礼を言って店を出る。また必ずこのお店に行こうと思う。

 友輪荘に向かう。路面電車を見るのは何年ぶりだろうか。なぜだか路面電車と車の走り方を考えてしまう。忘れてしまった。まずいなぁ。

 道後と言えば道後温泉。今日も温泉でうきうきだ。布団で寝れるのもうれしい。行ってみるとまさに市の施設っぽい。周りにはバブリーな建物が多い。中に入ると広々、閑散としている。平日なので泊り客は少ないのだろう。食事無し、3670円、安い。障害者も泊まれるよう配慮がされていてドアは横スライドするし段差も無い。部屋は10畳くらいはある。4人?泊まれるところを1人締め。洗面台もあるし冷蔵庫もある!これは買い物しなくてはということで着替えて外に出る。

 有名な道後温泉の建物は何処だろう。瓦屋根の大きな建物は近くに見当たらない。観光の参考書は持っていないので調べようが無い。聞くのも面倒なので、ぷらぷらその辺を歩く。ダイエーを発見。24時間営業。何日か前から爪が伸びて気になっていたので爪切りを買う。高いので小さいやつ、330円。冷蔵庫があるので1リットルの牛乳も追加。明日の朝食も買う。外に出て靴屋を探すが見つからずまた断念。靴の裏がつるつるになってゴムの層が磨り減って所々無くなっている。

 宿に帰って風呂に入る。広い風呂はうれしいものだが、風呂の入り方の知らないおやじが入ってきて幻滅。体洗って湯船に入れよって思うが言わない。共同浴場は広くて良いのだが病気が嫌。水虫だ。その予防のため薬用石鹸を持って来ていたが面倒でたびたび使わなかった(備え付けの石鹸を使用)。がびーん、水虫になってる。足の指の皮がクレーター。うげー。不潔だ。

 広い部屋でふかふかな布団にくるまって寝る。

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