2001年7月12日(木) 遍路16日目
泣き言
曇ときどき雨
 
 朝食を頼んでいないので起きてそのまま出発。足は痛いが歩こう。

 第40番札所観自在寺[かんじざいじ]へ到着するとギター遍路のおじさんがベンチに座って爆睡中。夜、歩いて来たのだろう。声を掛けて起こすのも悪いので起こさず通過。お元気で。

 海岸線、国道56号を歩いていると向かいからおばさんが自転車でやってきた。自転車はどこかでパクったのではないかと言うくらい怪しい物。黒いスプレーのペイントがしてある。おばさんは話し掛けて百数十円お接待して頂く。それと黒飴も頂く。本当に人は見かけに寄らない。話していて「あなたまだ若いのに・・・」と言われたのが堪えた。どうして僕は回っているのだろう。何故だろう。

 途中のバス停で歩き遍路が休んでいる。雨だから仕方ないか。一輪車の運搬車が置いてあるのであれを持って回っているのだろうか。

 足が痛い。歩きたいが余りにも痛い。進みたいが進めない。こうなってくると宿に泊まりたい。どうしても宿に泊まりたい。そう思う自分が情けない。国道の隣の自転車道路を歩いていて悲しくなる。情けない。ここから少し行くと宿がある。もう宿を取ろう。

 夕食は外で食べたかったので食堂に行って食べる。時間が早かったので食堂のおばさんと話す。この先、宇和島くらいで遍路の折り返し地点だそうだ。他の遍路の話などを聞く。お勘定を払った後、はい、お接待と言われ200円頂く。ありがたいことだ。今日歩くのを止めた自分が惨めになる。

 歩かなかった自分に対して情けなく思いながら寝る。

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