逃げる 3日目
 
2002年9月24日(火)
天気 晴
 
 朝5時過ぎ起床。ホテルのロビー、長いすで目覚める。がさがさしているとじーさんも起きた。起きなかったらうざいので行こうと思っていたが、仕方がない付き合うか。

 じーさんがついて来いという。行きましょう。着いたところは港。小さな港。おお、本当に働かされるのかと思いきや、他のじいさんと話をしている。はっきり言って時間の無駄。自分としては前に進みたい。でも、こちらも面白そうだ。そんなことを考えていると船が入ってきた。いわしを沢山荷揚げしている。見ていると面白い。多分見ているだけだから面白いのだろうが。

 じーさんがまたついて来いという。近くの干物屋(干物をつくろところ)に行きぐだぐだ言っている。もううんざり。干物屋の主人もうぜーなーと見ている。干物屋の主人に

「この、じーさんと知り合いか?」
「全然、昨日あったばかりです。」
「自転車で旅してるんだろう。もう行っちゃいなよ。」

どうも自分が行きたそうにしているのがありありとわかったらしい。で、お言葉に甘えてじーさんの気を引いてもらい?

「すいません、じゃ、行きます。」
「俺も、このじーさん知らねーけどそれがいいよ。元気でな。」

うぜーじーさんはぐだぐだ話しているが主人は相手にしていない。それを横目で見つつ逃げる。自転車でつかまることはまずないだろう。じーさん、昨日から今までわけわからない時間をありがとう。もう合いたくないけどこういう人生もあるんだと垣間見たのは楽しかったよ。じーさんに自分の人生のわずかな時間を任せて良かったよ。そう心の中で思い、前へ進む。このときすでに時間は9時30分過ぎ。だいぶ時間をつぶしたようだ。

 今日中に自宅に帰らなければならない。今日は平日だが有給を1日とって来た。昼過ぎ位の電車で自宅に帰るのが良いだろう。地図とにらめっこして、白子で道を西に折れ、千葉駅に行こう。時間がだめなら大網辺りで電車に乗っても良いだろう。これで、家に帰ろう。

 大網駅まで走るがまだ時間がある。このまま、大網街道を走り千葉駅に行こう。
誉田[ほんだ]駅近くの公園
 昼食タイム。誉田[ほんだ]駅近くの公園で休む。千葉駅には13時ごろ到着しそうだ。

 千葉市街地にはいる。さすがにこの格好は目立つしなんだか恥ずかしい。まぁ、仕方がない。千葉駅前に着きすばやく自転車をたたむ。たたんでもあまり小さくならないのがたまに傷なんだけど。ティッシュを配っている兄ちゃんがじろじろ見るが気にしない。そのまま千葉駅内へ。suicaを持っているので切符を買う必要がない。楽チンだ。
輪行風景
 電車の先頭車両に乗り、一路最寄駅へ。もちろん乗り換えもいくつかあるが気にならない。平日の昼間なので全然混んでいない。次回もこうやって旅をしようかな。

 どれだけ自転車がかさばっているが写真を撮る。先頭車両の先(運転手の出入り口)に自転車を置いて帰る。すいているから許される範囲でしょう。きっとね。この日、無事に自宅に着き自転車旅行は終わり。また、どこかへ行こう。

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