卒業検定 [2001年8月]
 
 卒業検定です。この名前が嫌いなので私は出所検定と呼ぶ。入所したんだから卒業ではなくて出所だと思う。

 写真を用意して朝に集合。がちがちに緊張する。コースはA、Bとありどちらになるかは不明。走るまで時間があるそうなのでコースは事前に見なかった。
 教室に集められコースの発表。危険行為の注意を受ける。停止しない、車をコーンにぶつける、倒れる、脱輪等で一発検定中止となる。注意せねば。車が2台ありどちらが良いか聞かれる。どちらでも良いのでこないだ乗った車の番号を言った。

 検定が始まるまでコースをじっくり見る。これまで注意されたことを思い出してイメージトレーニングする。

 がちがちに緊張。自分の番が来てはじめる。エンジンをかけ、ギアを1速に入れる。エンスト。あ、クラッチ握るの忘れてた。がーん。あまりにも初歩的なミスでかなりへこむ。メリハリのある運転がしたくてスピードを出すところは出す、落とすところは落とすことをする。クランクは怖くなってかなり低速。8の字もしかり。坂道で止まって後方確認をして再発進。エンスト以外に自分では問題無し。急制動。嫌な癖がでてアクセルを戻さずに停止。ブォーンとエンジンを吹かしてしまう。あちゃ、だめかもしれない。スラロームはそこそこできたと思う。無理にスピードを出さずに行く。時間は大丈夫だと思う。平均台の手前で止まったとき試験官から「肩の力抜いて」と言われて落ちたと思う。無駄なことを言うということはもうおしまいだよ、って言っているようなものだ。僕は本当にがちがちだった。緊張しまくり。でも、できるだけなめらかに、メリハリ良くと思っていたのだがだめみたいだ。平均台の時間も問題無しだと思う。検定終了。

 ワンポイントアドバイスを聞く。足を全然使っていない。急制動のときのアクセルを注意される。事故るよとのとこ。また、検定受けることになるのかと思い暗くなる。

 結果は15時ごろ出るらしい。朝9時に集合してだいぶ時間がかかるものだ。帰っても良いとのことで12時に帰る。
 15時に電話をすると合格していた。やった、うれしい、ありがとう。やっと教習所を出所できると思うと本当にうれしい。こんなに時間がかかるとは思わなかったけど終わってみるとやっぱり、時間がかかった(笑)。あとは免許センターに行って書き換えをすれば晴れて普通2輪を乗ることができる。うれしい。バイクは買えないけどいつかは買って乗ろう。北海道の道を走りたい。


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